『養生訓・飲食 上』(3):食事の内容

2017年11月16日木曜日

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引き続き、貝原益軒が養生のための食事の内容について述べています。
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 およそ食べ物は、味が淡白なものを好むべきである。味が濃く、脂っこいものは、たくさん食べてはいけない。

 また、生もの、冷たいもの、硬すぎるものは禁じるべきである。

 熱い汁物は1種類でよい。菜(おかず)は1、2品に止めるべきである。

 肉は1品でよい。2種類の肉をいっしょに食べてはいけない。また、肉は一度にたくさん食べてはいけない。生肉を続けて食べてはいけない。胃腸に滞りやすいからである。

 汁物の中に肉があれば、菜(おかず)の中には肉は入れないのがよい。

 (貝原篤信 編録『養生訓』巻第三 飲食 上から)

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 次回も、食事の内容についてのお話が続きます。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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