2017年10月26日木曜日

『養生訓・飲食 上』(2):「病は口から入る」


 前回の『養生訓・飲食 上』で、貝原益軒はまず、「飲食は生命を養うものであり、半日も欠かすことができない。」と述べ、飲食の重要性を説いていました。
 この後に、下記の文章が続きます。
カンナ科カンナの花 Canna x generalis (千葉大学柏の葉キャンパスにて)
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 人生において、飲食をしない日は無い。
 
 したがって、もし日々食欲を慎むようにできないのであれば、食べ過ぎてしまって、病を生じる。
 
 昔の人も、「わざわいは口から出て、病は口から入る。」といっている。

 口からの出し入れは、常に慎み深くすべきである。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第三 飲食 上から)

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 次回以降は、貝原益軒が述べる飲食の具体的な摂り方について、順次ご紹介して行きます。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。