薬草園を散歩していたら、喜樹の実が落ちていました。
Camptotheca acuminata Decne.(ヌマミズキ科)カンレンボク、キジュ
写真のようにたくさんの実を付けることからその名が付いた模様。
カンプトテシンという抗がん作用のある成分が含まれており、誘導体のイリノテカンが用いられています。
イリノテカンですが、下痢などの辛い副作用を経験される方も多いのですが、漢方薬の半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)がその副作用を軽減することが報告されています。
このように、お薬の使い方にも日進月歩があり、治療効果の向上と副作用の防止や軽減に漢方薬が役に立っているのは嬉しいですね。(S)