2017年10月3日火曜日

乾燥の季節

秋になり、乾燥の季節がやってきました。
患者さんも咽喉や目、皮膚などの乾燥を感じていらっしゃるようです。

乾燥を潤す生薬として、麦門冬(バクモンドウ)があります。
ユリ科ジャノヒゲの根の膨大部を用います。青紫の果実(種子)を付けるのですが、庭園や公園でもよく見かける植物です。
生薬の麦門冬

サポニンという成分が入っており、切れにくい痰を改善したり、潤いを持たせて咳を改善したりします。また、熱が出た後、体が脱水状態になり、空咳が止まらなくなったり、動悸を起こしたり、気持ちの落ち着かないような状態にも効果を発揮します。

麦門冬の芯には別の作用があり、本来は抜くよう古典には書かれていますが、現在はそのまま使用する場合が多いようです。
以前見ていたチャングムの誓いというドラマでも、主人公が言いつけられて麦門冬の芯を抜く場面がありました。大きさからして一つ一つ抜くのは大変な作業ですね。

食べ物では、秋→白いものがお勧め。梨やユリ根(咳によい)、ヤマイモ(加齢による体力の衰えにもよい)、大根(消化不良などによい)などなど。

季節の変わり目ですが、どうぞお大事にお過ごしくださいね。(S)