煎じる「水」

2018年1月26日金曜日

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雪景色を前に、漢方薬を煎じるのに雪解け水を使うことはあるんだろうか…と思って見ていました。

お鍋に雪をこんもりと入れて、漢方薬の生薬を載せたらかき氷みたいですね…と冗談はさておき、漢方薬を煎じる水にもいろいろとあるんです。

色々検索してみたらありました、臘雪水と言うそうです。肝疾患に使うそうです。

他には、甘爛水と言って、柄杓ですくいあげては落として気泡を多く含ませた水を用いるよう指示があったり、雨水を使うよう指示がある漢方薬もあります。また、お酒や酢なども利用されます。

現在では水道水で煎じるよう簡便化されていますが、古典は興味深いですね。

昔、チャングムの誓いという韓国ドラマで、幼いチャングムが師匠に何度も飲み水を持って来させられたシーンがあります。何度も何度も持って行くも、師匠の意に副いません。ヒントを貰いながら答えにたどり着き、体調を聞いて、咽喉の痛い師匠に塩を入れた温かい水を差し出したのでした。たかが水、されど水ですね。(S)


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