『養生訓・飲食 下』(8):食事は楽しく頂きましょう!

2019年5月10日金曜日

t f B! P L
健康を維持するために個々の食品を食べる時の注意点を、『養生訓』からご紹介しています。今回は「食事は楽しく頂きましょう!」です。


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怒った後、すぐ食事をしてはいけない。また、食後にも、怒ってはいけない。

思い悩みながら食事をしてはいけない。また、食後にも、思い悩んではいけない。

お腹の中の食事が、まだ消化されないうちに、また食べれば、体に良いものも毒になってしまう。

お腹の中が空になってから食べるべきである。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第四 飲食 下から)

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 江戸時代もストレス社会だったことがうかがわれます。現代のような慌ただしい社会では、なおさら今回の貝原益軒からのアドバイスは重要になると思われます。(T.K.)

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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