天候が不順な毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
近隣の公園に牡丹を見に行ってきました。
現在は色々な品種が改良されていてとても綺麗ですね。花の王、花王と呼ばれるにふさわしい草姿です。
薬用とされるのは古典に従い花が白や赤のものです。固定した品種を使うのは、成分のばらつきを避けるという理由もあるようです。
根皮を用いるので、栽培に4-5年かかるようです。栄養が花にいかないようにつぼみは取ってしまいます。
清熱涼血、活血化瘀の作用があり、血行を良くしながら熱を取り、抗炎症作用をもたらします。どちらかというと実証タイプで、顔がほてったり、便秘があり、月経困難、子宮筋腫があって下腹部痛があるなどの方に多く使われます。漢方薬としては、桂枝茯苓丸、大黄牡丹皮湯などがあります。
根には独特な芳香があり、ペオノールなどを含みます。
ではよい連休をお過ごしください!(S)