明日7月26日は、隅田川花火大会🎆があります!!
こちら墨田漢方研究所の周辺も花火を楽しむ方々で賑わいます。
「花火にはビールでしょ♪」という方も多いかもしれません。
たしかにビール好きの方にとっては、暑い日にキンキンに冷やしたビールはたまらないと思います🍺
しかし、習慣的に冷たい飲み物や食べ物を過剰摂取してしまうと体の不調につながりますのでご注意ください😢
そして、冷たい飲み物やアイスクリーム、かき氷といった、「いかにも体を冷やす」ものばかりでなく、「白くてやわらかいもの」というのも体を冷やすことが多いのです!! !
たとえばフワフワしたパンやケーキやクッキーなども🍞🍰🍪
どうして?と思われてしまうかもしれませんが、白砂糖、小麦、乳製品は冷えを招く食べ物なのです😱
精製された白砂糖は血糖値を一気に上げるので一時的には元気が出るのですが、その後血糖値が急降下することで体が冷え、疲れも出ます。
また、日本人の中には小麦を消化するための酵素が足りない人も多く、体調不良の原因になります。
そして、精製された小麦や乳製品はあまり嚙まずに食べられるため、唾液の出も悪くなり消化吸収力も弱くなります。
さらに、キュウリ、ナス、トマト、ニガウリ、トウガン、セロリ、スイカ、モモなど夏が旬の野菜や果物や、バナナ、キウイフルーツ、マンゴー、コーヒーなど南国で取れる物も、熱を取ってくれる良い食材ですが、言い換えれば摂り過ぎると冷えの原因になってしまいます😱
~~~~夏にありがちな体冷え冷えメニュー(⚠悪い例です)~~~~
朝食:パン、カフェオレ、バナナ、ヨーグルト
昼食:冷やし中華or素麵にキュウリ・トマト、スイカ、アイスコーヒー
間食:洋菓子、アイスクリーム
夕食:冷たいお酒、揚げ物、夏野菜
入浴後:ビールかアイス
※繰り返しになりますが、これらは体冷え冷えの原因オンパレードなのです
(パンも麺も小麦ですし、コーヒーは南国フルーツなのでホット飲んでも冷えの原因となります。ヨーグルトも発酵食品とはいえ乳製品です。)
→→実際、「私はこれしか食べないのに痩せないんです」とか「だるいからこれくらいしか食べません」とか仰る方にありがちだったりします😓…
体冷え冷え食品の過食や脂っこい食事、飲酒過多などで胃腸の働きが悪化し、水はけが悪くなると、体が「内湿」という状態になり、ここへ日本の夏のような湿度が高いことによる「外湿」という状態が加わると「水毒」が起きます。
「水毒」とは、「体に余分な水分がたまって調子が悪くなること」です。
イメージとしては「濡れた服を着ていると体が重くなる」感じかと思いますが、具体的な症状としては「むくみ、めまい、頭痛、頭重感、胸苦しい、気持ち悪い、吐き気、痰が多い、体が重だるい、眠気、食欲不振、下痢や軟便、腰痛、関節痛、手足の冷え」などが挙げられます。
最近では、「天気痛」とか「気象病」などという言葉も前より耳にするようになりましたが、雨降り前や湿気の多い日など、気圧の変化による頭痛も「水毒」の症状なのです。
また、筋肉量が少ないと水を運ぶ筋肉の力が弱くなりますので、「水毒」を生じやすくなります。
~~~夏にありがちな慎重になりすぎて体調を崩す生活パターン(⚠悪い例です)~~~
・熱中症が怖いから、外には出ずにクーラーをかけっぱなしで家にいて、ずっと座って過ごしている
・室内でも熱中症になるといけないからこまめにスポーツ飲料を飲む
(筋力低下の原因、汗をかかない生活、それなのにスポーツ飲料!!!)
→→実際、上記の水毒の症状だけにとどまらず、血圧上昇まで来たす方もいらっしゃいます😱
スポーツ飲料は、大量に汗をかいた時や胃腸炎などの時にはお勧めしますが、それ以外で飲むと余分な塩分、糖分を一気に摂ることになり弊害を生じかねません。
確かに熱中症は怖いです。
ですから、危険な暑さの最中、「健康のためにお散歩しましょう」なんて言えません!
そういうわけで、私のお勧めする暑い夏の過ごし方としては、
① ほどほどにクーラーの効いた室内で、体操やストレッチをしたり、お掃除をしましょう。
(座りっぱなしで筋肉を使わないのは良くないです!お掃除してきれいになれば気持ちもすっきりします!)
② クーラーの効いた室内では、冷えた飲み物はほどほどにして、できれば温かい物を飲みましょう。
③ クーラーの効いた室内では、体を冷やす食べ物は控えめにし、温めるものをセットにして食べましょう。炭水化物に偏らず、タンパク質やビタミン、ミネラルなども意識して摂りましょう。
(ナス、キュウリ、トマトなどの夏野菜にはショウガを一緒に摂ったり、生野菜よりも温野菜にしましょう。ニラやネギなど入れた味噌汁もお勧めです。麺やパンなどの小麦ばかりにせず、お米を食べましょう。もしお肉を食べたくなければ納豆、豆腐、枝豆、卵でもいいのでタンパク源を摂りましょう。)
④ 入浴はシャワー浴で済ませずに、ぬるめのお湯に浸かりましょう。
(だらだらではなく、うっすら汗ばむ程度にしましょう。もちろん入浴前後に水分摂取は必要ですが、冷たいものである必要はありません。)
⑤ 睡眠はしっかり取りましょう。
(快適な睡眠が取れるよう、寝室や寝具などの環境も重要です。クーラーは上手に使い、足元が冷えないようにレッグウォーマーをつけたりするのも良いです。)
ただし、イベントなどで会食の機会があったら、その時は楽しみましょう♪
楽しんだ後は切り替えて、デトックスするつもりで飲食の内容を意識し、生活スタイルにも気を付けましょう!!
皆さまにとって、夏が苦痛にならないよう、上手に乗り切れるよう、応援しております😄