桂枝茯苓丸の出来上がり

2017年5月12日金曜日

t f B! P L
先日の写真で気がついたのですが、芍薬(根)、牡丹皮(根皮)に、桃仁(桃の種)、茯苓(ブクリョウ、マツホドの菌核)、桂皮(Cinnamomum cassia、シナモンの仲間)を加えれば、処方、ケイシブクリョウガン(桂枝茯苓丸)の出来上がりでした。
桃の果実、成長中


茯苓はアカマツなどの根に寄生するものなので、めったにお目に懸かれないとお思いでしょう。
ところが、数年前、流山おおたかの森の開発中に見つけた、と診療所に持ってきてくださった方がおられるのです!
キノコの仲間なので、菌核を植え付けて栽培もされています。左下のは栽培品を四角くカットしたものです。

桂皮はさすがに・・・日本では難しいです。中国の南の方やベトナムなど暖かい地域の樹木です。写真が揃わなくて残念。

ブクリョウ
桂枝茯苓丸は、上はのぼせて足が冷え、血行不良や肩こりのある方、月経のトラブルのある方などに用います。
本来は丸剤ですが、煮出して用いることも多いお薬です。(S)

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