夏の養生について🌞

2024年7月12日金曜日

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 今日は雨ですね☔  梅雨時らしからぬ雨の少なさですが、なぜか金曜日は雨が多いような気がするのは私だけでしょうか? 

それにしても連日、本当に蒸し暑いですね🌞

 

高温多湿のこの時期は、湿気(漢方では「湿邪」と呼びます)による体の不調が出やすくなります。

日本は島国で四方を海に囲まれているため、同じ緯度の諸外国と比べても蒸し暑く、湿邪に侵されやすいと言われます。

湿邪により、胃腸の働きが悪くなり、水分の排泄が悪くなると、体内に余分な水分がたまります。

漢方ではこのような水分過剰な状態を「水毒」もしくは「水滞」と言います。

体が重だるくなり、むくみ、頭痛、めまい、食欲不振などが起こります。

 

来週か再来週には梅雨明けとなりそうですが、その後は本格的な夏の到来です。

夏は一年中で最も体力を消耗すると言われています。

 

夏場に特有の邪気である「暑邪」による発汗は、体内のエネルギーである「」と体内の潤いである「」の両方を消耗します。これにより頭がぼーっとしたり、ほてりが出たり動悸が出たりします。

 

だからといって冷たい水分をがぶ飲みしてしまうと胃が冷やされてしまい、消化吸収の働きをコントロールする五臓のひとつ「」の働きが低下してしまいます。脾の働きが悪くなると、疲労感、貧血、渇き、ほてりといった不調が起こりやすくなります。

水分摂取は大切ですが、冷えたものを一度に大量に飲むということは避け、常温程度の水分(できれば麦茶やうすめたスポーツドリンクなどミネラルや電解質を含むもの)をゆっくり少しずつ摂るのがお勧めです。蜂蜜とレモン果汁に塩を少々入れたものを水で薄めた自家製のドリンクなどもいいですね!

 

また、暑い日差しの下で汗をかいた後、冷房の強い室内に入ることを繰り返すと、寒暖差に体温の調節機能が追いつかなくなってしまい、自律神経が乱れやすくなります。なるべくなら、涼しい日や時間帯にまとめて外出を済ませたいところですね。

ただし、冷房の効いた室内で動かずにずっとテレビを見たりスマホを見たりして過ごすというのは良くないので、ぜひ室内で軽い体操やヨガなどを行ったり、掃除をしたりして、汗をかかない程度に体を動かしてください。水泳アクアビクスなどもお勧めします。

 

夏の食養生としては、夏の暑さを冷ましてくれつつ、夏に弱りやすい胃腸をいたわる作用を併せ持つ、きゅうりスイカトマトナスなどの夏野菜を中心に、夏の消耗を改善する鶏肉山芋などもお勧めです。漢方では甘酸っぱいものはからだを潤してくれると言われますので、葡萄みかんライチレモンなども摂りたい食材です。

ただし涼しい室内で体を冷やすものを食べ過ぎないよう注意していただき、バランス良く、タンパク質ミネラルの補給も忘れないでくださいね。

 

暑い夏をなんとか乗り切って行きましょう💪

                                   yi  


大量に汗をかくと体力消耗しますね💦


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🍀 東京都墨田区にある漢方クリニックです 🍀 体質に合わせた漢方薬・鍼灸治療をご提供いたします ーどうぞお気軽にお問い合わせ下さいー (東京都墨田区文花1-19-1 千葉大学墨田サテライトキャンパス3F)

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