ずっと雨模様なので、晴れ間がのぞいた時の一枚を。
線香花火のようなシルエットのこの木は何でしょう?
センダンです。
秋から冬にかけて実だけになり、その実も鳥に食べられたり、落ちたりして丸裸な状態です。
もう少ししたら、青々としてくることでしょう。
実(苦楝子、クレンシ)をひび、あかぎれに外用したり、樹皮(苦楝皮、クレンピ)の煎液を、おなかの虫下しに用いたりするという記述がありますが、毒と薬は紙一重、慎重に用いる生薬のようです。虫も逃げ出し、鳥もあまり好みません。特に、農作物豊富なセンターに来る鳥たちは、舌が肥えてるので、きっと見向きもしませんね(^_^;)
「栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し」
大成する者は、幼いときから人並み外れてすぐれていることのたとえ。
患者さんに教えてもらったことわざなんですが、このことわざの栴檀は、香木の白檀のことを指すそうです。大器晩成と対をなすようなことわざですね。