しかし、暦上は立秋。
黄色いオミナエシの花も開花中です。
オミナエシ(オミナエシ科)は、秋の七草のひとつです。日本ではオミナエシの根を敗醤根(はいしょうこん)として用います。
名前の通り、生薬はにおいがくさく、しょうゆの腐ったにおいを例えてその名が付きました。オレアノール酸などを含みます。
清熱解毒、排膿の作用があるため、虫垂炎や下痢、腫れ物、帯下などに用い、特に「腸癰(ちょうよう)の要薬」と呼ばれます。薏苡附子敗醤散などに配合されています。
腸癰、つまり、昔の呼び方ですが、”腸”が細菌感染して膿ができた、虫垂炎のことを指します。(S)