大学や研究機関で「科研費」により行われている最先端の研究成果に、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
渡辺均先生が代表として、
野草から薬ができるまで ~ 人々の健康を守る植物 ~
というテーマで高校生を対象に行いました。
医食同源、だけではなくて、医食農同源。漢方薬は天然のお薬を用いていますから、原植物がないと治療が成り立ちません。
薬草園で実際の原植物を観察したり、薬草の栽培にも応用可能な高度化セル成型苗生産利用システムなどを見学したり・・・
お昼をはさんで、漢方薬のサイエンス、煎じ薬の作製実習、灸のお話と実証実験、診療所および鍼灸院の見学。
充実した内容で、あっという間の一日でした。最後はセンター長の木庭卓人先生より未来博士号の授与式が行われました。
農の大事さから薬草による治療のありがたみまで、何か感じるものや自分の興味をかきたてるものがあればうれしいです。(S)