『養生訓・飲食 上』(10):もし食べ過ぎてしまったら・・・

2018年4月27日金曜日

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 貝原益軒が、食べ過ぎてしまった場合の対応を書いています。
ボタン科シャクヤク Paeonia lactiflora の花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園、2018/4/26)
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 もし食べ過ぎてしまったら、いったん食事を絶つか、あるいは、食事の量をいつもの半分から三分の二に減らしなさい。もし、食あたりを起こしてしまったら、早く温かいお湯に浴しなさい。

 魚類や鳥類などの肉類、生の野菜、脂っこいもの、粘っこいもの、硬いもの、餅、団子、造り菓子、生菓子などは食べてはいけない。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第三 飲食 上から)

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 現在では、食あたりした方に入浴を薦めたりはしませんので、「体を冷やさないようにご注意下さい」というような意味だと思われます。

 現代であれば、「食物繊維を多く含む消化の悪いもの、脂肪分を多く含む脂っこいもの、唐辛子などの刺激物は控え、水分は少しずつ摂って、胃腸の状態の回復を待ちましょう。」などというところでしょうか。 (T.K.)

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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