薬草園でコンニャクの花が咲いています。
コンニャクはサトイモ科。
紫色をした大きな仏炎苞が覆っています。
上に伸びているところは付属体で、白っぽく見えるところが雄花、その下に雌花があります。
ハエがたくさん集まっていて、追い払いながら中をのぞくと・・・
そこにもよくわからない甲羅の黒い虫達がギッシリ(泣)本当にギッシリ・・・
そしてにおいも臭いです。このにおいが虫達を集めているのでしょうね。
においをかいで思い出したのですが!
ショクダイオオコンニャクという世界最大の花もご存知でしょうか?
大きさが3mにもなるそうです。
筑波の実験植物園のページで生育状況が記載されていました。
http://www.tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/
ひどいにおいを放つというのですが、成分はジメチルトリスルフィド、ジメチルジスルフィドなどの硫黄化合物・・・なるほど臭いはずです。
やはり、においで甲虫を集めて、仏炎苞を這い上がれないために転がり落ちるそうです。そうやって受粉に有利になっているんですね。
どうやら普通のコンニャクも一緒のようですね。
暑さを癒す爽やかさはありませんが、どうぞご見学くださいね。(S)