今年度第1回目の柏の葉・東洋医学健康セミナーが7月28日(土)に開催されました。
台風が接近し荒天が予想される中、多くの方にお越しくださり、盛会裏に終了いたしました。
初めに、渡辺先生より薬用植物の栽培に関するお話がありました。実際身近な植物でも、栽培となると”気難しく”、植物にとって居心地のいい環境を作る重要性を学びました。いただいた身近な薬草・薬木の一覧表を眺めると、様々なものが漢方薬の材料になったり、民間薬として用いられたりしており、自然のありがたみが感じられました。
次に、鍼灸治療のお話を松本先生にしていただきました。お灸にはヨモギの裏の毛以外にもオヤマボクチが使われたことがあること、お灸につける火にも種類があること、お灸は陽を補うため奇数回行うことなど知ることができ、お灸そのものやお灸の理論体系の奥深さを垣間見ることができたのではないでしょうか。
後半の松本先生の講演の途中から、外は風雨となり、あわやシーズホールでお灸合宿になるところでしたが、皆様無事に帰れましたら幸いです。
また、薬草園見学は中止となりましたが、平日は自由にご覧になれますので、またいらしていただければと思います。(S)
記
日時:2018.7.28(土)13:30~16:00(13:00開場)
場所:千葉大学環境健康フィールド科学センター シーズホール
つくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅下車 徒歩約5分
参加費:200円
定員:先着130名 事前申込制(6/28より要申込:千葉大学柏の葉診療所)
メール:kashiwanoha-clinic@chiba-u.jp
電話:04-7137-8471(月~金曜日9:00-17:00、祝日を除く)
1.「薬用植物の栽培と機能性~身近な薬草を育ててみよう~」
渡辺 均(千葉大学環境健康フィールド科学センター准教授)
2.「日本の鍼灸治療について~夏こそお灸でセルフケア~」
松本 毅(千葉大学柏の葉鍼灸院院長・千葉大学医学部附属病院助教・鍼灸師)
※セミナー終了後、薬草園見学あり(自由参加)
(※荒天のため薬草園見学は中止となりました)