クチナシが開花

2019年6月20日木曜日

t f B! P L
薬草園のクチナシが咲いています。
本当にいい匂いが漂ってきます。

薬草園入り口にあります
日本名のクチナシは、果実が熟しても割れないことから「口無し」が転じてその名が付いたとも言われます。
また、学名のクチナシ(Gardenia jasminoides)は名前の通り、ジャスミンのような芳香があることからその名が付いています。

実際に芳香成分を調べてみると(長谷川香料株式会社より)、
ベンジルアセテート、リナロール、リナリルアセテート、ターピネオール、メチルアンスラニレート。グリーンノートに関与するシス-3-ヘキセノールとそのエステル類。甘いフローラルノートのシス-ジャスミンラクトン等。

また、よい香りを抽出するも収率が低いそうで、商品としてはほとんど見かけることはないようです。ぜひ、開花時期に天然の香りを楽しみに来てくださいね。

漢方では、果実を生薬として用います。熱や炎症症状が強いとき、またそれにより苦しさや不眠をきたすときに他の生薬と配合して用います。
また果実由来の黄色の染料をたくあんや栗きんとんの色付けに用います。(S)
クチナシの花

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