半夏生がもうすぐ

2019年6月15日土曜日

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半夏生の花がもう少しで咲きそうです。

半夏生は、ドクダミ科の草本で、葉の半分が白くなるのが特徴で、半化粧とも呼ばれます。
また、「半夏生」は夏至を10日程過ぎた、7月1日や2日の頃を指すそうです。
半夏生、あるいは薬草の半夏、の時期だからその名がついたとされています。

ハンゲショウ
薬草の半夏は、サトイモ科カラスビシャクの生薬名です。半夏生とは全く異なるものです。
カラスビシャクは畑の雑草ですが、薬用部分の塊茎を集めて換金できたことから、畑のヘソクリとも言われます。
えぐみが強いことから、様々な加工をして用いたり、必ずと言っていいほど生姜と煎じるようになっています。

半夏は、健胃作用を期待して半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)や六君子湯(りっくんしとう)などの胃腸のお薬に配合されたり、袪痰作用を期待して小青竜湯や麦門冬湯に配合されたりします。停滞している湿気を取る作用があります。

よく使われる生薬ですので、皆様のお薬にも入っているかもしれませんね。(S)

カラスビシャク 3出複葉がくっついちゃってます

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