『養生訓・飲食 下』(26):お酒の勧め方(その2)

2020年1月26日日曜日

t f B! P L
前回に引き続き、「健康を守るようなお酒の勧め方」がテーマです。

バラ科サクラ属ウメの花(千葉大学柏の葉キャンパス、2020年1月25日)
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お客さんに美味しいご馳走を出してもてなそうとしても、むやみにお酒を強要してその人を苦しませてしまったら、これは「もてなし」とは言えない。

お客さんをひどく酔わしてしまってはいけない。

逆に、客になるときには、主人が勧めなくても、いつもより少しだけ多く飲んで、楽しく酔うのが良い。

主人は客人にお酒をむやみに強要せず、客人はお酒を適度に飲んで酔い、ともに楽しい時を過ごすのが宜しい。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第四 飲食 下から)

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貝原益軒はお酒の飲み方にはかなりこだわっていたようですね。(T.K.)

底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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