その人々は、病気にならない為にはどうしたらよいか考え、養生としてお灸が親しまれました。
お灸には免疫系を刺激して免疫機能を調整してくれる働きがあります1)。
アフリカなどでも免疫力を高めるために「MOXAFRICA」という団体が肺結核などの患者さんにお灸指導を行っています。2)3)
松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」の中でも
「もゝ引きの破をつづり(つくろい)、笠の緒を付けかえて、三里に灸すゆるより松島の月」
ここでの足三里の灸は、足の疲れや胃を健やかに保つため、病気にならないようお灸は適していたのです。
2009年の日本の論文4)では、「鍼灸学校の教員が免疫力をつける目的で行うツボ」として、第1位に、「足の三里」のツボがあげられています。このツボは、養生のツボとして昔から中国、韓国でも親しまれているツボです。
皆さんもこんな時だから、自分でできるセルフケアとして「足の三里」に、お灸をしてみるのはどうでしょうか。
鍼灸院院長(柏の葉鍼灸院)
詳しい位置などは、下記のアドレス5)からせんねん灸のホームページを参考にしてください
1)http://www.meiji-u.ac.jp/md-immu/r-tema1
2)https://www.moxafrica-japan.com/
3)https://www.harikyu.or.jp/general/teikibin/teikibin_26_02.html
4) 全日本鍼灸学会雑誌,2009年第59巻1号,2-12より
5)https://www.sennenq.co.jp/knowledge/tubo13.html