『霜焼け』(←『凍瘡(とうそう)』とも言います)といえば「寒い時期に、手や足の指が赤紫色に腫れて痛痒くなる」イメージをされる方が多いでしょうか?
1日の温度差が10℃以上になると起こりやすいと言われており、実は真冬よりも初冬や初春などの寒暖差が大きい時期に多くなります。
また、末梢の手や足の指だけでなく、耳たぶ、鼻のあたま、頬など、冷たい風にさらされる場所にも起こりやすいと言えます。赤紫色に腫れて、かゆくなったり、ジンジンと熱い感じがしたり、痛かったりして、ひどくなると出血したり、水疱ができ、それが破れたりすることもあります。
また、汗をかいた後や水仕事の後などに皮膚をぬれたままの状態にしておくと、水分が蒸発する際に急激に皮膚の温度が下がるため、しもやけになりやすくなります。寒さだけでなく、血行が悪い、汗をかきやすいなどの体質も要因のひとつと言われています。子どもに多くみられますが、水仕事をする機会の多い女性、高齢者にもよくみられます。
では、霜焼けを防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?
ズバリ! 血の巡りを良くすることです!!
① お風呂はシャワーで済まさずに湯舟に入って身体を温めましょう。(できれば40℃以下の熱すぎない温度で身体の芯まで温めましょう。)
入浴できない方は足浴でもいいので、全身が温まるまで行いましょう。
入浴後はクリームなどを塗ってしっかり保湿して熱を逃がしにくいようにしましょう。
② 長時間同じ体勢でいると血行が悪くなるので、できるだけ座りっぱなしは避け、適度に立ち上がったり、歩いたり、軽いストレッチをしたりしましょう。
③ 寒い時は靴下、手袋をしっかり使いましょう。(マフラー、腹巻き、レッグウォーマー、カイロなども上手に活用しましょう。)ただし汗をかいたら、必ず早めに取り換えましょう
④ 身体の温まるものを食べましょう。
お勧め食材→生姜、ニンニク、ニラ、羊肉、鶏肉
控えるべき食材→白砂糖、小麦、乳製品
♪これでも霜焼けでお困りの方には、漢方薬や鍼灸治療をお勧めします♪