Aralia cordata(ウコギ科)、多年生草本です。根茎を「和独活(わどくかつ、わどっかつ)」として用います。ややこしいのが、中国で独活というとセリ科のシシウドの根のことを言います。植物は違いますが、同じような目的で用いられています。
ウドも日本だけでなく、朝鮮半島や中国に分布するとのことなので、中国にないわけではないのですが、地産地消生薬といったところでしょうか。
和独活は、通経絡、去風湿、止痛作用などがあり、半身不随、頭痛、めまい、神経痛、リウマチなどに用います。華岡青洲が考案した十味敗毒湯に含まれています。
若い茎は山菜として食べられています。あの香りと苦みは独特でおいしいですね。
そして、ウドの花を調べているうちに、てんぷらで食べられることを知りました。今度やってみたいと思います!(S)