今日の NHK Eテレ で【健康寿命を延ばす ~運動・栄養・漢方~】という番組があり、千葉大学柏の葉診療所で金曜日に診療を担当して頂いている秋葉哲生医師が出演しましたので、要点をご紹介致します。
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番組は「日本人は男女共に平均寿命は過去最高になっていますが、男女ともに介護や看護を必要としない『健康寿命』は10年ほど短いのが現状です。この10年間は何らかの形で不自由な生活が続くことになりますので、『健康寿命』をなるべく長く延ばしたいものです。」とのイントロで始まりました。
番組中では『健康寿命』を延ばすために始まっている様々な取り組みが紹介されていました。すなわち、下記の5つの内容です。
① 適度な運動
② 料理の工夫(栄養バランスのとれた食事)
③ 口の中のケア
④ 社会・人とのつながり
⑤ 漢方薬の活用
秋葉医師は、漢方薬の活用について下記のように解説していました。
「体がだるくて、病院で検査をしたが異常がないと言われたというような方は、漢方で言う『未病』かもしれません。『未病』とは、まだ本物の病気になっていない状態をさします。
『未病』を治すのは、漢方の得意分野の一つであるので、『健康寿命』を延ばすために漢方は有用です。」
『未病』を治すのは、漢方の得意分野の一つであるので、『健康寿命』を延ばすために漢方は有用です。」
「加齢によって血流が滞ったり、消化機能が低下したり、新陳代謝が低下してきますが、本格的な病気にならないようにすることが大切です。
病気の前触れになるような、体の僅かな変化に日常的に気をつけて、早めに対処するようにしましょう。」
病気の前触れになるような、体の僅かな変化に日常的に気をつけて、早めに対処するようにしましょう。」
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千葉大学柏の葉診療所で漢方治療を受けて頂き、『未病』を治すことができた方も多くいらっしゃいます。これからも『未病』に対して漢方薬を活用する方法を研究して行きたいと思っています。(T.K.)