種々の健康によいということで、興味深いです。
ここでは、東洋医学的な観点からお酢についてみてみたいと思います。
食物も漢方薬と同じように、陰陽五行説という考え方によって性質を分けています。
味については五味(酸・苦・甘・辛・鹹(カン、塩辛い))に分けますが、お酢は酸味があるので、当然「酸」という部類です。
酸、すっぱいものを食べると、
東洋医学の指すところの’肝’の働きをよくして自律神経に働き、イライラなどを改善、
収れん作用により、多汗、寝汗、頻尿、下痢など、もれ出てしまうものをひきしめて止めてくれます。
食材の例としては、レモン、みかん、トマト、梅、リンゴなど。
では食べ過ぎるとどうでしょうか。
胃腸を攻撃して弱めたり、筋肉を萎縮させてしまいます(酸を摂り過ぎると、脾胃乃ち絶す、酸は筋を傷る、などと古典に書かれています)。
体が柔らかくなるどころか、ギスギスして機能を損ないます!
また、自然の酸味を適度に摂ることが望ましく、酢を直接飲むようなことは想定していません。くれぐれも注意して、酸味を活用しましょうね。(S)
ゴーヤのマリネ |
2、ドレッシング(酢、簡単酢(砂糖で調味された酢)、塩、胡椒、オイル)にクコの実を混ぜ合わせ、柔らかくなるまで待ちます。
3、両者混ぜれば出来上がりです。
酸(酢)、苦(ゴーヤ)、甘(クコの実)、辛(胡椒)、鹹(塩)すべてそろっています!!が、やはり苦いのは苦いですね。
ゴーヤの苦みで体内の熱をすっきりさせます。冷え症の人は控えめに…