フィールドセンターの渡辺先生のブログ記事を見て、名前を知りました。
ナギナタコウジュ(薙刀香薷、Elsholtzia ciliata)、シソ科の1年生草本です。
ナギナタとは・・・
長い柄に長い刃のついた武器。平安から室町にかけて使われていましたが、槍に取って代わり、江戸時代には婦人の武具になったそうです。
ナギナタコウジュの長く伸びた花 |
植物の命名は常々言い得て妙だなと思います。
葉のにおいは特段嫌ではなかったですが、癖がありました。
開花期の全草を夏の発熱や下痢、浮腫などに用います。
「夏に香薷を用いるは、冬に麻黄を用いるがごとし」と言われているそうです。
麻黄は葛根湯などに含まれていて頻用されていますが、香薷はあまり使用例を聞きません。
渡辺先生が言うように、もっと活用されてもいい生薬だと思います。(S)
PS:かご猫blogのしろさんもお好きなようです(検索していたら出てきました)