『養生訓・飲食 下』(14):一般成人が注意すべき食物(その1)

2019年10月10日木曜日

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『養生訓』から、健康を維持するための食べ方の注意点をご紹介してきましたが、そろそろ終わりに近づいてきました。
「一般成人が注意すべき食物」について、貝原益軒が語っています。

キンポウゲ科センニンソウ属センニンソウの花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園)
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一般成人も、次のような食べ物は、避けるべきである。

 生で冷たいもの、

 堅すぎるもの、

 熟していないもの、

 粘り気が強すぎるもの、

 古くなって香りや味が変化したもの、

 製造方法に心配があるもの、



 塩辛いもの、

 酸っぱすぎるもの、

 火の通り加減が適切ではないもの、

 匂いが悪いもの、

 色が悪いもの、

 味が変わったもの 、


・・・(次回に続きます)

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第四 飲食 下から)

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一見、食べてはいけないものが増えそうですが、よく読んでみると現代では常識的な内容かも知れません。(T.K.)

底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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