『養生訓・飲食 下』(19):お酒と健康(その2)

2019年11月21日木曜日

t f B! P L
前回に引き続き、貝原益軒が、お酒と健康について語っています。

キンポウゲ科サラシナショウマ属サラシナショウマの花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園)
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お酒を少し飲んで、少し酔う分には害もなく、しみじみとした味わいを感じて、楽しい時間を過ごすことができる。

しかし、人の病気のうち、お酒が原因のものは多い。

そして、お酒を多く飲んでご飯を少ししか食べない人は、短命である。

お酒は「天から授かった、ありがたい恵み」のはずだが、多く飲めばかえって身を滅ぼすことになる。悲しいことである。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第四 飲食 下から)

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これから、数回かけて、『養生訓』のお酒の部分を読んでみます。

これから年末年始を迎え、お酒との付き合いも多くなりますので、貝原益軒からのアドバイスをご参考にされて下さい。(T.K.)

底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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