番組内では、漢方薬というのは、働きによって、大きく3つのグループに分けることができるという解説がありました。すなわち、下記の3つです。
体に余分なものを取り除く働きを持つ・・・瀉剤(しゃざい)
足りないものを補う働きを持つ・・・補剤(ほざい)
体の状態を調整する働きを持つ・・・和解剤(わかいざい)
その中でも、現在、補剤が持つ健康効果に注目が集まっているとのことです。
補剤とは、健康維持に必要な気力・エネルギー・血液などを、その名のとおり「補ってくれる」働きを持ちます。
代表的な補剤として、下記の3種類の漢方薬の名前が紹介され、使い分けについての解説がありました。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう):「疲労倦怠」と「食欲不振」
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):「疲労倦怠」と「貧血や産後の疲れ」
人参養栄湯(にんじんようえいとう):「疲労倦怠」と「せきや息切れ」
庄司さんの体調を改善させた「人参養栄湯」は、漢方薬の補剤の仲間だったのです。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう):「疲労倦怠」と「食欲不振」
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):「疲労倦怠」と「貧血や産後の疲れ」
人参養栄湯(にんじんようえいとう):「疲労倦怠」と「せきや息切れ」
庄司さんの体調を改善させた「人参養栄湯」は、漢方薬の補剤の仲間だったのです。
この3つの漢方薬は、共通して「疲労倦怠」を回復させる効果を持ちます。そして、共通して人参(ニンジン)と黄耆(オウギ)という生薬が配合されています。
伊藤剛先生(北里大学 東洋医学総合研究所)から、「人参は代謝を上げたり身体機能を上げる作用があり、黄耆は体力を上げたり皮膚の傷を治す作用があります。」とのご解説がありました。
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