新型コロナに対する漢方薬(発症疑いの時期)

2020年4月7日火曜日

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1月のブログで、中国の「新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン案・第4版」についてご紹介しましたが、その後何回か改訂され、現在では3月3日に発表された「第7版」が最新版となっています。(ここをクリックすると、中国政府のホームページにつながります)。

この診療ガイドライン案では、まだ治療方法が確立されていないことを前提に、現代医学的な補助療法とともに、漢方薬(中国では中薬または中医薬と言います)による補助療法についても記載されています。

そこで、最新の「第7版」の内容をご紹介致します。

*****以下、中国の「新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン案・第7版」の一部を翻訳*****

新型コロナに対する漢方薬治療(発症疑いの時期)

症状:熱っぽくて、だるい。

薦められる漢方製剤:金花清感(きんかせいかん)顆粒、連花清瘟(れんかせいおん)カプセル、疏風解毒(そふうげどく)カプセル

*****  引用は以上です  *****


上記の製剤は、8種類から13種類の生薬の成分をブレンドしたものですが、いずれも日本国内では販売されていませんので、ご注意下さい。

いずれの製剤も、発熱して、のどが痛くなり、鼻水が出たり、咳が出たりする感冒症状に対して、中国では普段からよく使われている漢方製剤のようです。

これらの製剤の特徴は、金銀花(きんぎんか)や連翹(れんぎょう)という、炎症を抑える方向に働く生薬の成分が含まれていることです。

金銀花や連翹は、当診療所でも鼻や喉の粘膜に炎症をお持ちの方や、皮膚に炎症をお持ちの方にしばしば処方させて頂く生薬です。

生薬の金銀花(きんぎんか)とは、スイカズラのつぼみを乾燥させたものです。
スイカズラ科スイカズラ属スイカズラのつぼみと花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園)
生薬の連翹(れんぎょう)とは、レンギョウの果実を乾燥させたものです。
モクセイ科レンギョウ属レンギョウの花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園)
※なお、日本国内で新型コロナウイルス感染症を疑った場合は、直接クリニックや診療所などの医療機関には受診せず、まず速やかに管轄の保健所に設けられた「帰国者・接触者相談センター」に連絡し、指示に従って下さい。(T.K.)


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新型コロナに対する漢方薬(発症疑いの時期)

新型コロナに対する漢方薬(軽症者)

新型コロナに対する漢方薬(中等症者)

新型コロナに対する漢方薬(重症者)

新型コロナに対する漢方薬(重篤者)

新型コロナに対する漢方薬(回復期)

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🍀 東京都墨田区にある漢方クリニックです 🍀 体質に合わせた漢方薬・鍼灸治療をご提供いたします ーどうぞお気軽にお問い合わせ下さいー (東京都墨田区文花1-19-1 千葉大学墨田サテライトキャンパス3F)

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