野菜の供給体系や味も時代と共に変遷してきている、確かにそうですね。きゅうりの苦みも減ってきていますし、トマトの青臭さもあまり感じなくなってきています。ですが、地方野菜には一般に出回っているものよりも様々な特性があることが研究上見て取れました。特性を知った上で、薬膳に活かすことが出来たら面白いなと思います。
漢方薬、民間薬、機能性を期待したお茶の類…漠然と同じように思うものでも明らかな違いがあります。漢方薬は基本的に複数の生薬を合わせたもので、生薬同士が機能的に打ち消しあったり、助長したりして、明確な目的に用いる、絶妙な“配合の妙”があります。悠久の歴史を感じながら、ありがたくいただきましょう。(S)
次回のお知らせはホームページにて(わかり次第掲載いたします)。
http://www.fc.chiba-u.jp/hospital/
記
塚越 覚(千葉大学環境健康フィールド科学センター 准教授)
講演2「漢方薬のひみつ -漢方薬の成り立ちと民間薬・サプリメントとの比較-」
並木 隆雄(千葉大学医学部附属病院和漢診療科 診療教授・医師)
【日時】 2015年11月28日(土)13 : 30 – 15 : 30
【場所】 千葉大学 環境健康フィールド科学センター シーズホール