『養生訓・総論 上』(16):身体を動かしましょう!!

2016年5月9日月曜日

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貝原益軒が、「身体を少しずつ動かしましょう!!」と語っています。

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 身体は日々少しずつ動かしましょう!!長時間座り続けてはいけません。毎日の食後には、必ず、庭や畑を数百歩静かに歩きましょう。雨の日には、室内を何回もゆっくり歩きましょう。このように毎日、朝晩運動すれば、鍼や灸を使わなくても、飲食物や身体の「気血」がとどこおることなく、病気にもなりません。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第一 総論 上から)
セージ(ヤクヨウサルビア salvia officinalis )の花:千葉大学柏の葉キャンパス薬草園にて
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 東洋医学では、身体の「気血」がとどこおることが、病気の原因の一つと考えています。「気」とは、身体をめぐって身体の各器官の機能を維持する、目に見えないエネルギーを指します。「血」とは、身体の各器官を滋養・滋潤するという赤い液体が持っている生理的な働きをさします。

 私も1日12時間以上座りっぱなしの仕事が数年続いたことがありますが、確かにこれは健康には良くないですね。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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