『養生訓・飲食 下』(28):お茶の飲み方(その2)

2021年4月30日金曜日

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前回に引き続いて、お茶の飲み方について貝原益軒が語っています。

ボタン科ボタン属シャクヤクの花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園)

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お茶の飲み方は、食事の後に、熱いお茶を少し飲んで、食べ物の消化を助け、のどの渇きをやわらげるようにするのが良い。

お茶に塩を入れて飲んではいけない。腎臓に負担をかける。

空腹の時にお茶を飲んではいけない。胃腸に負担をかける。

濃いお茶は、たくさん飲んではいけない。元気が生まれてくるのを妨げる。

大陸のお茶は、性質が強い。なぜならば、茶葉を製造する時に煮ないからである。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第四 飲食 下から) 

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現代では、お茶に塩を入れて飲むことはないと思いますが、江戸時代はそのような飲み方があったのでしょうか?

お茶は、適量を楽しみましょう!(T.K.) 

底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。 

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