皆さんは「真っ赤な秋」という歌を合唱しませんでしたか?2番の歌詞に「カラスウリって真っ赤だな」と出てくるのです。
「カラスウリ」は「括楼実:カロウジツ」という漢方生薬なんだ、小学校の先生が見せてくれた赤い実が「薬」になるとは・・
と、思ったのは私の早とちり。その事を薬剤師から教わりました。
薬になるのは「キカラスウリ」で熟すと「赤」ではなくて「黄色」になるそうです。
地下に塊根を作り、大きいものは2㎏以上に発達。これから採取したデンプンは「天花粉」や「汗しらず」と呼ばれて夏の季語にもなっています、汗疹(あせも)がひどかった私には、なじみのある懐かしい名前です。
現在では、「天花粉」はかえって皮膚刺激になるといわれ、汗疹やおむつかぶれへの使用を避ける傾向にあるようですが。(Y)