日陰にひっそりとイカリソウが咲いていました。
いかりの形に花が似ています(図:コトバンクより引用) |
メギ科の多年草で、生薬名は淫羊藿(いんようかく)です。
葉がハートの形をしていますね。よく見ると、鋸歯のようなものが… 強心臓ですね(^^)
中国では、種類によって名が違い、箭葉淫羊藿、心葉淫羊藿などが用いられます。
羊が食べて元気になった・・・名前でお分かりのように、強精薬、催淫薬として知られています。また、リウマチに用いられたり、筋骨を強くする作用があります。
放杖草という別名もあり、杖を手放すほど元気になるということでしょうか。
性質は、味:辛、性:温、帰経:肝・腎なので、からだが冷えて、体力が衰えたり、筋骨が弱くなった女性にも男性にも適します。ですので、薬用養命酒やドリンク剤に配合されています。(S)