菊花入り黒烏龍茶

2015年12月3日木曜日

t f B! P L
 日常の飲料用に、黒烏龍茶を2リットルくらい一度に入れて冷蔵しています。そこからお弁当用に200ミリリットルくらいを取り分けますが、この時に漢方生薬の「菊花」を混ぜています。

 以前に掲載しましたが、花粉症対策で飲み始めたのが「きっかけ」で、今も菊花入り黒烏龍茶を愛飲しています。
 朝、冷蔵庫からお茶を取り分けてお鍋に入れ、約小さじ1杯程度の「菊花」を混ぜて軽く沸騰し濾したものを持参します。香りが良く爽快感のあるお茶で、飲み易く食事の邪魔をしません。

 先日、お茶を温めていることを忘れてしまい、通常より長く「菊花」を煮出してしまいました。この日のお茶は、通常に比べて明らかに風味が落ちていました。菊の香りが飛んでしまい、清涼感が失われてしまったのです。

 この時、診療中に先生が患者さんにした指導の言葉が浮かびました。

 「生薬の香り成分が飛ばないように、煎じ終わる10分くらい前に後追いで加えてください」

 お薬は患者さんの症状に合わせて調合しますが、最も薬効が現れるように更に一工夫。
 お茶の入れ損じが、煎じ薬の奥の深さ・おもしろさを感じさせてくれました。

 でも、くれぐれも火には御用心(自戒の念をこめて)(Y)

(注:ある特定の生薬に関して、いつもではないですが、煎じ終わる前に短時間煎じる指示を出すことがあります)

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