それがきっかけで、友人等と話しが盛り上がりました。(以下、会話)
「お爺さんが灰を撒いて花を咲かせるのは、土壌改良を示唆しているんじゃないかな?もしかしたら、そんな場面を見てインスピレーションを得たのかも」
「それを、言うのならポチが吠えてガラクタが出てくる場面は、まさしく、悪徳産廃業者の内偵に入っていた調査員が証拠を見つけて、逆に抹殺されてしまった事になるね」
「いやいや、そこは、せっかく古代の遺跡を見つけたのに、お宝の価値に気付かず、逆キレしたとも読み解けるよ」
「花咲か爺さんのお話しの根底は、満開の桜のイメージを千手観音菩薩になぞらえた、教えらしいよ」
「ふ~ん」
与太話はこれくらいにして、「桜皮:おうひ」は樺細工として利用されますが、解毒・排膿の効果のある生薬でもあるのです。
「華岡青洲」は、桜皮を配合した「十味敗毒湯」という薬を作り、臨床で用いたそうです。
桜は美しさで、私たちを楽しませるだけでなく、その身を削って健康にも寄与してくれているのです。
寒い日が続くと花咲か爺さんの力を借りてでも、早く綺麗な桜が見たくなりますね。(Y)
昨年の柏の葉公園の桜 (2015.3.30, photo by S) |