『養生訓・飲食 上』(16):胃腸が嫌う食べもの13種!

2018年8月15日水曜日

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貝原益軒が、「胃腸が好む食べもの」と、「胃腸が嫌う食べもの」を紹介しています。今回は、「胃腸が嫌う食べもの」13種類を記載します。
ミカン科ゴシュユTetradium ruticarpum の花蕾(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園)
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胃腸が嫌う食べものとは、

1,生々しいもの

2,冷たいもの

3,硬いもの

4,粘りが強すぎるもの

5,汚く清潔ではないもの

6,臭いもの

7,火が十分通っていないもの

8,煮過ぎてしまい、食材の風味を失ったもの

9,調理をしてから時間がたちすぎたもの

10,未熟な木の実や果実

11,古くなってしまい、本来の風味を失ったもの

12,五味(※)のつりあいがとれていないもの

13,脂っぽくて、味が重く感じるもの

これらは皆、胃腸が嫌う食べものである。これらを食べると胃腸を傷めるので、食べるべきではない。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第三 飲食 上から)

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(※)五味とは、酸っぱい、苦い、甘い、辛い(スパイシー)、しょっぱいという、東洋医学で言われている5種の味のことです。(T.K.)

底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

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