当帰は根を掘り起こし、乾燥したあとに、湯もみという作業を経て、医薬品(トウキ)として使われています。
その様子をフィールド科学センターの渡辺均先生がブログにあげてくださいました。
http://naeseisan2.blogspot.com/2019/02/blog-post_11.html
生まれ変わり様のきれいなこと…
湯あがり娘という枝豆がありますが、湯あがりトウキもピカピカです。
湯もみの作業は汚れを落とすのみならず、デンプンを糖化する意味もあります。
生薬のトウキを食べてみると、甘味と辛味(精油成分由来かもしれません)を感じることができます。
寒さと湯気の入り混じる環境下、薪の煙にスモークされながら湯もみにかかわった渡辺先生の愛情こもったトウキ、ぜひ診療所でも使わせていただこうかと思っています!検査に通りますように!(S)
※ちなみにトウキ(セリ科Angelica acutilobaの根)は日本で自給できる生薬の一つで、補血、活血、調経、潤腸の働きがあります。
血行を改善しながら栄養を行き渡らせるため、他の生薬と配合して月経不順や皮膚の乾燥や痒み、腹痛、便秘などに応用されます。
ちなみに、中国ではトウキとしてカラトウキ(Angelica sinensis)が流通しています。
ほんのり赤い梅 |
サンシュユの花 |