新型コロナウイルスに感染した時の症状について、最新の情報が記載されていました。
*****以下、中国政府による「新型肺炎診療ガイドライン案・第5版」の一部を翻訳*****
感染源:新型コロナウイルスに感染している人(症状が出ていない潜伏期間でも感染源になる)
感染経路:飛沫(※)による感染、および接触による感染が主。エアロゾル(※)や糞便を介した感染は、まだ確定的ではない。
潜伏期間:1日から14日間(多くは3日間から7日間)
臨床症状:発熱・体がだるくなる・からせき(痰が出ないせき)が主症状。
鼻づまり・鼻みず・のどの痛み・下利などの症状を伴う場合もある。
軽症例では、微熱と体のだるさがあるだけで、肺炎症状は出ない。
重症例では、発病後1週間後には呼吸困難となり、急性呼吸窮迫症候群(※)に進展することがある。
***** 引用は以上です *****
飛沫(※)とは、5μm以上の粒子のことで、せきやくしゃみで生じた飛沫は1−2m程度飛んでから床に落ちます。
エアロゾル(※)とは、空気中を浮遊する微小な粒子のことです。粒子の大きさに関係なく、しばらく空気中を漂うものを指します。
なお、インフルエンザウイルスは、主として飛沫により感染しますが、エアロゾルによる感染を起こすこともあると言われています。
急性呼吸窮迫症候群(※)とは、重度の呼吸不全をきたした状態を言います。
新型コロナウイルス肺炎に対する漢方薬での対応方法については、先日このブログでご紹介した「第4版」の内容と「第5版」の内容には変更はありませんでした。
※なお、日本国内で新型肺炎の発症を疑った場合は、直接クリニックや診療所などの医療機関には受診せず、まず速やかに管轄の保健所に連絡し、指示に従って下さい。(T.K.)
***新型肺炎関連ブログ***
新型肺炎と漢方薬(発症疑いの時期)
新型肺炎と漢方薬(初期)
新型肺炎と漢方薬(中期)
新型肺炎と漢方薬(重症期)
新型肺炎と漢方薬(回復期)
双黄連口服液(そうおうれんこうふくえき)について
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キンポウゲ科フクジュソウ属フクジュソウの花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園) |
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