収穫せずに冬越ししておくと、このように大きくなります。患者さんに珍しいわねぇと言われることもしばしば。
あざみのようなとげのある花が少しずつ咲き出しました。
とげは比較的柔らかいのですが、ひっかかりがあります。
花言葉は「私に触らないで」(笑)見た目そのままの表現ですね。
ゴボウは根を食べるだけでなく、種がお薬になっています。
牛蒡子(ゴボウシ):キク科ゴボウの種子
味:辛、苦 性:寒
種には脂肪油、アルクチイン、アルクチゲニンなどが含まれ、「風熱」が原因で起こる感染症、扁桃炎、皮膚化膿などに用います。寒気でゾクゾクするタイプや下痢気味の人には向きません。熱くて炎症があって、のどが渇くようなタイプに用います。
銀翹散(ぎんぎょうさん)、消風散、駆風解毒散、柴胡清肝湯などに含まれています。
また、種子のアルクチゲニンを高含有するエキスに対して、膵臓がんに対する臨床試験が進んでいます。ゴボウを愛する日本からお薬が創出され、役に立つことを期待しています。(S)