帰りに国の特別名勝に指定されている庭園、栗林公園に立ち寄ってきました。さあ、何て読むでしょう?
「くりばやし」でもなく、「くりりん」でもなく、「りつりん」です。
16世紀後半に豪族佐藤氏らにより基礎が作られ、松平頼重公らにより引き継がれ、明治維新までの228年間松平家の下屋敷として用いられてきたとのこと。
茶の湯の指南役として、千利休のひ孫の一翁宗守を迎え、その後も武者小路千家家元を迎えるなどして、たしなみとして受け継がれてきました。
紫雲山を借景として、立派な松やお手入れの行き届いた緑がまぶしい。皇室の方々お手植えの松がたくさんありました。
ちょうどハナショウブや蓮の花が見どころでした。
花はなくてもこの緑… しばらくベンチでくつろいでいると、鳥の声や風の音も耳に入ってきて心地よかったです。
お茶もいただけると聞いたのですが、かなわず。またの機会があればお邪魔して、違う季節の景色も見てみたいものです。(S)