鍼灸治療の適応症について が好評でしたので、今回は漢方薬の適応症についてお話し致します。
漢方薬の適応と一口で言っても、様々な情報源がありますので、厚生労働省が一般用漢方製剤において認めている適応症(※)をまとめてみました。今回は、目・口・鼻・のど・気管支のトラブルに対する適応症を列記します。(T.K.)
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目の関連(かすみ目,眼精疲労,急・慢性結膜炎,視力低下,ただれ目,疲れ目,なみだ目,はやり目,目の痛み,目のかすみ,目のかゆみ・痛み,目の乾燥,目の充血,目の疲れ,ものもらい)
かぜ(かぜ,鼻かぜ,感冒,かぜの初期,感冒の初期,かぜの中期から後期,かぜの後期)
鼻炎(鼻炎,アレルギー鼻炎,慢性鼻炎)
扁桃炎(扁桃炎,慢性扁桃炎)
せき(せき,せきこみ,からぜき,うすい水様のたんを伴うせき)
ぜんそく(気管支ぜんそく,小児ぜんそく)
口腔の関連(口の中の炎症,口腔の荒れ,口腔や舌の荒れ・痛み,口臭,口内炎,歯周炎,舌の荒れ,舌炎)
渇き・乾きの関連(渇き,口の乾き,唇のかわき,舌の乾き,のどの渇き)
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漢方薬の適応症(その2)に続きます。
(※)平成24年8月30日発出・厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知「一般用漢方製剤承認基準の改正について」(薬食審査発第0830第1号)を指します。