家では普通のスイカよりもホームランメロンをよく食べていました。
スイカ(Citrullus vulgaris)はアフリカ原産のつる性一年草。中央アジアを経て中国に伝わったため、西域の瓜、西瓜と呼ばれていました。それから日本に渡来したため、読み方にならって、スイカと呼ばれるようになりました。
解暑、止渇、利水消腫の働きがあり、暑気あたり、口渇、排尿減少、浮腫などに用います。
性質は「寒」なので、身体がいつも冷えている人は控えたそうがよさそうです。
果実のほか、皮を西瓜皮、果汁を煮詰めたものを西瓜糖と称して生薬として使ったり、
スイカの未成熟果実のへたのところを切って中身をくりぬき、芒硝という生薬を入れてふたをしておくと、皮の外側に結晶が出来てくるんだそうです。それを西瓜霜と称して、咽喉炎や口内炎、歯痛などに使うんだそうです。
しかも、結構家庭薬として一般的らしい。トローチもあるようで、興味津々!
baidu(中国のサイト)より |
また、中国ではお茶請けとしてスイカの種を塩で炒って、中身を食べるそうです(種を取るための品種もあるそうです)。
スイカひとつとっても、この広がり。
余すところなく利用されていて、食・薬の文化、歴史の素晴らしさを感じます。(S)