金柑の効用

2016年2月11日木曜日

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 金柑はミカン科のキンカン(Fortunella japonica)の果実です。マルキンカン、ナガキンカンなどいくつかの種類があります。果実は晩秋から冬にかけて熟します。果皮は、ビタミンCのほか、フラボノイド配糖体などを含みます。

 東洋医学的な効能は、理気、止嘔、解酒毒。

 つまり、くよくよしたり、消化不良やお腹が張って胃腸が動いていないように感じるとき(気が巡っていないとき)、吐き気があるとき、二日酔いのときによいようです。また、民間伝承では、風邪や咳によいと知られています。

 理気、健胃作用は、陳皮や橘皮(かんきつ類の皮)、枳実や枳殻(かんきつ類の未成熟~成熟間近の果実)に通じるものがあります。いずれも漢方の生薬としてよく使うものです。

 金柑は生食できるので、冬に常備してみてはいかがでしょうか。
 甘露煮もお勧めですが、食べ過ぎにご注意くださいね。(S)

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