思いがけない「おまけ」

2016年2月20日土曜日

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 天気予報で「桜の開花予想」と共に「花粉情報」が伝えられるようになりました。春は「花粉症」の方には、少し憂鬱な季節の訪れでもあります。

 また、今年は「インフルエンザ」の流行が重なり「鼻炎症状」には、一層、過敏になってしまいます。

 昨年は「菊花茶」で乗り切れたのですが、今年はインフルエンザの心配もあって、「麻黄附子細辛湯」を出してもらいました。
 
 「麻黄」を含むいくつかの漢方薬はインフルエンザへの効果が知られています。

 また花粉症の場合、私は飛散がまばらな早い時期から一日1つ服用しておくと、最盛期でも症状が軽く済み、途中で休薬しても症状が悪化しません。

 という訳で、一昨日から「麻黄附子細辛湯」を開始しました。
 この日は少し鼻がぐずぐずして、首・肩・肩甲骨の凝りがとてもひどく、右目の奥がズーンと痛み「風邪の初期症状」に似た状態もあって、服用の「頃合い」かな?と思いました。

 1時間くらいで、額にうっすらと汗が出てきました。体が少し温まったようです。気付くと「目の奥の痛み」がありません。凝りも嘘のように消えています!

 今まで服用した時には「凝り」の改善は意識しなかったので、思いがけず素敵な「おまけ」まで頂いた気分です。

 その日の帰途は渋滞で右の肩甲骨内側が凝ってきたのですが、「麻黄附子細辛湯」を服用した所、20分ほどで症状が軽くなりました。

 「漢方薬」は「証」によって、その人に合う薬が変わるので一概には言えないのですが、「この切れ味」を知って欲しいと、本当に思います。(Y)

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東洋医学に基づいた丁寧な診察を行い、本格的な漢方治療・鍼灸治療をご提供しております。 どなたでも受診できますので、お気軽にご相談ください。

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