クズ(Pueraria lobata (Willd.) Ohwi、マメ科)のつるが、とうとう絡まるところがなくなって、四方八方に伸び出しました。
久しぶりの晴れ間に緑が映えます |
道端でも勢いよく伸びていて、もはや雑草としての扱いとなってしまっていますが、生薬としては根を葛根と称して、風邪の症状の改善に用います(葛根湯、桂枝加葛根湯など)。首や肩の凝りを指標とします。
また、普段の肩こりに応用したり、下痢に用いることもあります。
薬以外に、くず湯のでんぷんはこの葛根から取ります(奈良県の大宇陀町が有名)。
中々高価なため、スーパーで見かけるお手頃なくず湯は、他のでんぷんが混合されていることが多いです。
赤い花は、生薬名を葛花(かっか)といい、酒毒を治すとされています。二日酔いの解消や予防に用いられます。
花が甘いためかいつも蟻だらけですが、今年は頑張って収穫したいと思います。
そして、お酒を飲む機会に葛花を利用して、二日酔いの程度を確かめてみます^^(S)