暑中お見舞い申し上げます

2015年7月24日金曜日

t f B! P L
 二十四節気では7月23日頃を「大暑」といい、一年で最も暑い頃とされています。
現在の気候と少し「ずれ」を感じますが、本格的な暑さを前に体や生活を整える区切りと考えれば良いでしょうか。

 夏は体の中に熱気や湿気がこもり易く発汗と相乗して、不眠や動悸、体の重だるさ、食欲不振が出易くなります。

 漢方的には過剰な熱で水の異常をきたし、気の損失が体内で起きていると考えます。
 では、どのように生活や体を立て直しましょうか?

①良眠のために早起き
 人は起床後から14~16時間後にメラトニンが分泌されて体温が下がり眠る準備が始まるそうです。ですからテレビやパソコン等でタイミングを逸してはなりません。

 またぬるめのお湯に入り副交感神経を優位にしてリラックスすると共に、水を一杯飲用し体の中から熱を冷ますとメラトニンの働きと相乗して眠り易くなるそうです。

②涼しい時間にじわっと発汗する程度、体を動かす
 発汗は体内の熱をさげるためにも重要な働きです。しかし、大量の発汗は水分や電解質の喪失と共に「気」まで損失してしまうので、あくまでも「じわっ」とした発汗を心掛けてください。涼しい時間の掃除洗濯、ラジオ体操は理にかなっているのかも?

③夏野菜、豆類、穀類など摂り水を巡らし元気も補いましょう
 夏野菜は体を冷まし、豆類は冷え過ぎをリセット、穀類はエネルギーを補う働きがあります。酸味は汗のかき過ぎを防止し、苦味は余分な熱をとります。
 食事時の水分摂取は胃液が希釈されて消化に障るので程々を心掛け、冷たい惣菜には薬味やスパイスを組み合わせて冷やし過ぎない工夫をしましょう。もちろん、肉や魚もバランス良く摂りましょう。

 さあ暑さを上手に乗り切って、夏を楽しみましょう。(Y)

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🍀 東京都墨田区にある漢方クリニックです 🍀 体質に合わせた漢方薬・鍼灸治療をご提供いたします ーどうぞお気軽にお問い合わせ下さいー (東京都墨田区文花1-19-1 千葉大学墨田サテライトキャンパス3F)

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