ハスの花や葉の匂いをかいで、ハッと思い出したのは…ハス=Lotusの香りではないですか。
学生時代の研究が縁で、タイには時々行くのですが、Lotusの香りのせっけんやクリームなどよく買っていました。また翌年使おうとしまっておいたクリームが冷蔵庫から出てきました^^ やはり好きな香りです。
この香気成分は何なのだろうか、調べてみました。
1,4-dimethoxybenzene
1,8-cineole, terpinen-4-ol
linalool
がハスの花の欠かせない成分とあります。
The scent of Lotus Flowers. A. Omata et al., Journal of Essential Oil Research, Volume 3, Issue 4, 221-227, 1991.
1,4-dimethoxybenzeneは、開花している間に増加し、アメリカの品種のほうが東洋の品種よりも濃度が高かったと述べています。
香気成分の組成の違いが、人が感じる匂いの違いにつながっているんですね。
ひとつひとつの成分をかいだら、きっとよくない香りもあるかと思います。やはり、混ざり合ってこそ特徴が出るのだと思います。心地よく感じる濃度もあるでしょう。
また、1,4-dimethoxybenzeneには鎮静作用やストレスによる皮膚機能の低下を防ぐ効果があるのだとか。PDFはこちら
まだまだ調べてみたいことがいっぱいですが、今日はこの辺りで。(S)