サンシュユは元気の味方

2016年1月17日日曜日

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 サンシュユ(山茱萸)は、ミズキ科に属する落葉小高木(Cornus officinalis)です。花が観賞用となるほか、果実に優れた効能があるので、生薬としても大事な植物です。

 秋に結実した赤い実を、種を取り除き、乾燥して用います。生でも食べられますが、味は酸味と渋みがあるので、お酒に漬けたりするのに適します。

 酸味は収斂(しゅうれん)作用があるため、汗や尿が漏れ出るような症状、すなわち汗のかきすぎ、頻尿、夜間尿をきゅっと引きしめてくれます。また、子宮出血が続くようなときにもよいそうです。

 また、漢方でいう「腎」は成長や生殖機能、記憶を司るところ。
 サンシュユは腎(・肝)に働いて、加齢に伴う症状、すなわち、腰痛、疲れ、頻尿、精力の減退、視力低下、耳鳴りなどに良いため、八味地黄丸や牛車腎気丸などに配合されます。(S)
昨年の様子(花と果実)
今年1月16日の様子。割れてきて黄色い花が見えているのもありました!



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