小学校低学年に、中耳炎に罹りました。
土曜日の半日授業を終えての帰途から耳が痛み出し、帰宅した頃には大泣きする程の激痛に変わっていました。
母が掛かり付けの小児科に電話し、紹介で総合病院の耳鼻科で診てもらえる事になりました。ひどい炎症だった様でしたが、抗炎症鎮痛剤と抗生物質の服用と患部の湿布で治り、鼓膜への支障も残りませんでした。
次に中耳炎に罹ったのは、約5-6年前になります。耳の奥の鈍痛と「かさかさ」する音で、耳鼻科受診し「滲出性中耳炎」と言われました。この時は5日間くらい抗生物質を服用した後に、「漢方薬」が処方されました。
今回は、5日くらい前に右耳の奥に鈍痛が出現。我慢できる痛みですが、治る気配がありません。もしかしたら、中耳炎?
そこで「漢方薬」はどうかと思い、5-6年前の曖昧な記憶を頼りに薬剤師さんに相談したところ、「それは柴苓湯が効くだろう」とアドバイスを受けて早速服用。
な、なんと!! 服用後、15分くらいで痛みが完全に消失。半信半疑です。あの痛みは何処に飛んで行ったのでしょう?
「痛い、痛い」と言い回っていた私は、自分の発言や痛みにも疑問を抱く始末。「あの痛みは、何かの勘違いだったのかしら?」
時に、漢方薬は本当に不思議な効き方をします。それは、自分の中の常識を超越してしまう様な。
こればかりは体験してみないと理解できないと思いますので、何かの機会に漢方薬もお試し下さい。(Y)
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